劇の中での賑やかな音楽のあとの、
あるいは日常の喧騒が一瞬途切れたような、
音の印象が何もないような時に聞こえる音、
例えば風の音だったり、波の音や遠くを行く車の音などは
劇中で使われると、とても印象的である。
何も音を出さない時より静けさが強調される気がする。
何故だろうか?
実はこれらの音は静けさの中でしか聞こえない音であり、
耳を済ませないと聞こえない音なのである。
そういった音が聞こえる時はとても静かな時なのである。
音が聞こえて静けさに気づく、音を聞かせて静けさを演出する。
音というのは実に心理的で不思議な現象である。。。。