音楽が単なる空気の振動でなくなるとき

ある結婚式で、新婦の友人がチェロの生演奏を
新郎新婦にプレゼントするという機会に接したことがあった。
大学生になってから始めた方らしくて、技術的には、
例えばCD録音をしているようなプロとは比べるべくもないのだが、
人が人のために奏でた音楽物は、なんと美しいものだろうと感銘し
涙をこぼしてしまった。

この音楽の感動とは一体なんであろうか?

最近、音楽や演劇など表現をする者にとって、相手を感動させる一番の要素は
「相手を想う」ことではないかと思うようになった。

人は単なる空気の振動現象でしかない音楽を聞いても感動しない。
音楽や演劇は表現する側とそれを受取る側がいて、
初めて成立するものだと、最近ようやくわかって来た気がする。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください