最近、声をあげて泣いた。
喉の奥から声をあげて泣いた。
悲しくなったのか、自分でも良く分らない 。
どんなに単調に暮らしていてもどこかに心のストレスは溜まる。
だから時々音楽を聴いて涙したりテレビで笑ったり、それで日常のストレスのほとんどは解放できる。
でも人にはもっと心の奥底にしまいこんでしまった「想い」がある。
そんな想いが何かの拍子で顔を出した時私は、泣く、声をあげて泣く、そして誰かに伝えたい「想い」を思い出す。
誰の曲だっていい、どう表現するかじゃなくて何を伝えるか、だ。
私が音響卓に向かう時、声をあげて泣きたいくらいの想いを持って音を鳴らす。
そして役者自身も気づかない想いを、思い出せる音を鳴らせたらなと思う。